引越しガイド:森 2009年01月30日
そうですね、勤まるかどうかというより、何を会社に求められるかで回答は変わるのかもわかりません。例えば、一生といわないまでも長い間引越しの現場作業員として従事したいタイプなのか、営業マンや管理職など他の職種に変わっていくことを希望される、もしくは流れに任せるというお気持ちがあるのか・・・などです。
引越し業界は歴史が浅いです。引越しだけしか(他の運送を)行わずに経営が成り立つようなタイプの引越し業者が大きくなってきたのはせいぜいここ20年くらいです。
それに対して、以前からある運送業者さんが運送の延長でやっているタイプの引越し業者もあります。
前者をAタイプ、後者をBタイプとしますと、
運送の中でも引越しのみに特化した経営に集中しており、更に引越しに付帯するサービスの充実や協力会社網の充実を図るなど、社員に対しても各専門性の高いスタッフに変化していくことが求められます。その為に社内免許制度などの導入により各専門分野のスタッフの教育や統制を図る会社が多いです。ただ、この手の方法はかえって従業員の拘束につながったり、自由が効かなくなったり、制度としてかならずしも上手く機能するとはいえません。かえってそれが従業員の転職理由になるかもです。
なかなかゆったりした感じのところが多いです。運送スタッフに仕事がないのが勿体ないというのが理由で、トラックと作業員が出来る他の仕事がないか・・・というところから引越しをやるようになった業者さんです。この手の業者さんは、もともと引越しを専門に立ち上がった業者さんより運送の作業がゆったりな為、引越し作業もゆったりモードです。Aタイプは一般家庭の引越しを2件/日こなしますが、Bタイプは1件+α/日です。
A・Bタイプとあえて二極化させてご説明しましたが、グレーゾーンの業者さんも多く一概には言えません。Aタイプの現場作業員は、引越しのプロフェッショナルになることが必要なことは言うまでもありませんが、いずれにしても2件/日の引越しをこなすにはせいぜい35歳くらいまでしか現場は務まりません。その後は現場作業員を指導するような立場になるか、営業や管理職・その他専門職に変わっていくことが必要になります。
森のおすすめは、折角引越し業界に転職されるのですからAタイプです。ほんの参考までに、森はAタイプの中で作業員から入りましたが、営業マン・支店管理職を経験しました。しかし管理職が全く向いていなかった為に、本部で専門職をやらせてもらいました。そこで何とパソコンを覚えて、その経験を生かして退職後にこのサイトを作成しました。流れに身を任せたパターンですね。それで6年間在籍しました。
同じ会社の元同僚で、まだ辞めていない(きっと定年まで勤める)者も多数います。勿論退職したものもいます。やっぱり一概にはいえません。
引越しの仕事は、現場にしても営業にしても凄くたくさんの人と出会います。お客さんの大事な家財を運ぶ仕事ですし、そういった方々の人生の転機に立ち会うことになります。引越しとはそういう仕事です。またエアコンなどの電気工事やピアノなどの重量物の運搬業者さんなどの協力会社の人たちとも関わります。
しかも、それが毎日毎日違うお客さまです。ドラマチックですよ~。凄くよい引越し作業が出来た!と思ったときに、そのお客様から「有難う!」といわれた時は感動ものです。
|